

3/27(日)の午後から燕市にある産業資料館で行っているカトラリー展を見に行って来ました。
今年は、金属洋食器製造100周年と言う事で燕市は各種イベントに力を入れています。
カトラリーとはナイフ・フォーク・スプーンの事を言うらしく、展示場には様々な歴史を感じる展示がありました。


この2枚の写真は、戦後の混乱期に設備や素材を調達するのに当時の燕の人はどうしたか。という逸話のようです。
豪快というか、手段を選ばないというか、燕が不死鳥といわれる由縁だと思います。


これはカトラリー製造には欠かす事の出来ない「研磨屋さんの仕事場」を再現したコーナーです。
燕は仕事を依頼した人が、加工完了品を取りに行き、その中で情報交換をして、また仕事を拡張させる。
こんな文化が根付いています。
私も早く「番頭さん」と言われるぐらいの仕事量を燕にもって行きたいと思いました。

上の写真は、研磨屋さんが良く使うバレル研磨の研磨材です。
研磨の用途や、研磨品に応じて使い分ける材料です。


そして最後の写真がノーベル賞の受賞者へ渡される記念品です。
ガラスケース越しの写真ですが、素晴らしい光沢でした。
いつも仕事で大変お世話になっているお取引先がある燕市を少しでもより深く理解し、そこの方々のルーツや加工技術を少しでも勉強し、この技術がこれからの「つながろう日本」へ少しでも役立てば良いと思います。
スポンサーサイト